トヨタ自動車の北米事業部門は4月9日、SUV『4ランナー』の新型となる2025年モデルを発表した。北米のオフロードアイコンとしての地位を確立してきた4ランナーは、新たな世代である第6世代においても、自身の原点である高い走破性とダイナミックな耐久性を継承する。
新型は、大胆な新デザインと最新技術、上質な素材、豊富なオプション、そして安全性の向上を開発の目標とした。特に、新たに搭載される標準のi-FORCEターボチャージャー付き2.4リットル4気筒エンジンは、278hpと430Nmのトルクを発揮する。また、オプションのi-FORCE MAXハイブリッドパワートレインは、最大326hpと630Nmのトルクを提供する。
トヨタ『4ランナー』、15年ぶりに新型登場…初代ハイラックスサーフに敬意
新しいトレイルハンターは、ARB、オールドマンエミュ、リジッドインダストリーズからの最新の統合オフロード機器を搭載したトヨタ製のオーバーランディングリグとして利用可能である。標準装備のパワーリアウィンドウや、オプションのパワーリフトゲートも特徴の一つだ。さらに、プラチナムプレミアムグレードが初めてラインナップに加わり、14インチのタッチスクリーンには最新のトヨタオーディオマルチメディアが表示される。
全モデルに標準装備されるトヨタセーフティセンス3.0は、安全性を一層高める。新型4ランナーは、トヨタ自動車のタハラ工場で製造され、2024年秋にアメリカ市場で発売される予定である。
デイブ・クリスト、トヨタグループ副社長兼ジェネラルマネージャーは、「この新型4ランナーは、我々のトラックファミリーの物語を見事に締めくくる多用途性と能力を持っている。販売40年で300万台以上を売り上げた4ランナーは、新世代モデルで新しい外観と素晴らしい機能を提供しつつ、冒険の象徴として愛されるその頑丈なスタイルと能力を保持している」と述べている。
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